ジェシカ・コックス

むかし、「アンビリバボー」というテレビ番組で見た両腕のない女性。

 

身の回りにも身体障碍者で頑張っている人もいるが、車の運転はもちろんの事、飛行機は操縦するは!サーフボードもするは!日常的なことも普通人以上にこなしている。

 

ただただ頭が下がる。ちょっときついとか、怠けている自分に嫌気がさす時、彼女のことを思い出して頑張りたいものである。

 

ジェシカ・コックス(Jessica Cox)について

 

アリゾナ州ツーソン(Tucson)に住む女性、

フィリピン系アメリカ人。

生まれつき腕がありません。(原因不明)
しかしそのことが却って

彼女に大いなるチャレンジ精神をもたらしたようです。

足の指をつかいこなしてPCのキーを叩き、ピアノを演奏し、

車の免許を取得したジェシカはついにスポーツパイロットの資格を

得るまでになりました。

アメリカでも史上ただ一人、「足だけで操縦する」パイロット、

それがジェシカなのです。

彼女がまずしたことは自分に合った練習機とその機体で

ライセンス取得を受け付けている場所をさがすこと。
選んだのはエルクーペ、1940年代に作られた飛行機です。
教習所はフロリダからカリフォルニアまでさがしましたが、

結局は自宅から70マイルほど離れたサンマニュエル空港に同機があり、

ここで習うことに決めました。

片足を計器板に、もう片足を操縦桿にのせて

器用に飛行機を操るジェシカ。
これまでにたくさんのパイロットを育て上げた、

教官のパリッシュ・トラウィーク(42歳)はこう語ります。
「なにしろ巌のようなお嬢さんだったからね。

でも彼女が自分で車を運転してここに申し込みにきたとき、

ひと目見て飛行機の操縦にはなんのハンデもないことはわかったよ。

いまでは…そうだな、20分いっしょにいてごらん。

彼女に腕がないってことすら忘れるくらいさ」

教習費用は時間単位で約100ドル。ですが、

ジェシカは通常より40時間ほど多めに教習をとり、

スポーツパイロットの資格を得ました。
これにより、彼女は高度3000メートルの高さまで

飛行機を飛ばせられます。

 

「can't(できない)」という言葉は絶対に使わないと決めた彼女。

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